顔脱毛のリスクや注意点、デメリット
投稿日:2019年01月27日
カテゴリー脱毛の注意点
明るい所で鏡を見て、うっすらと鼻の下に産毛が生えていたり、眉毛のラインがスッキリとしていないことに気づいて、あわててカミソリで処理したことはありませんか。
顔の産毛は自分より他人が気になるものかもしれません。
脱毛人気の昨今、毎日の煩わしい処理を考えて顔の脱毛を行う人も増えているようです。
顔脱毛には多くのメリットがある反面、当然ですがデメリットもあります。
デメリットやリスクを知っておくことで、顔脱毛の施術の際や施術後にあわてたり落ち込んだりすることもありません。
顔脱毛をする前に知っておきたいリスク
リスクとは、顔脱毛をすることで危険性などを伴う可能性のことです。
①火傷
照射エネルギーが強すぎると火傷をする場合もまれにあります。
しかし、脱毛サロンやエステサロン、美容クリニックなどで施術する場合は、弱めのエネルギーで照射するため、必要以上に心配することはありません。②毛嚢炎
光脱毛、レーザー脱毛ともに毛根にダメージを与えてしまい、バリア機能が低下し雑菌が侵入しやすくなります。
体質によっては炎症が起き、ニキビのようになることもあります。③施術後の炎症や痛み
顔の皮膚は薄くてデリケートなため、体質によっては強い痛みを感じたり、施術後の炎症が強く出る場合もあります。
骨が皮膚に近い部分にある鼻の下や額に強い痛みを感じる人が多いようです。もともとアレルギー体質の人は、施術後に毛根の刺激によって赤みや腫れなどの炎症が起こることがあります。
顔脱毛のデメリット
デメリットとは、ある意味防ぎようのないものといえます。
①1回の施術時間がかかるとともに、効果を実感できるまで長い期間を要する
顔は色素の薄い産毛のため、脱毛の効果がなかな実感できません。
1回の顔脱毛に平均約1時間ほどかかります。また、脱毛サロンで行う光脱毛は医療クリニックで行うレーザー脱毛に比べて照射エネルギーが弱いので、施術の回数は多くなります。
医療クリニックでは平均6回~8回、脱毛サロンでは12回~18回くらいかかります。
②硬毛化や増毛化
硬毛化とは次に生えてくる毛が太く硬くなることです。
原因はフラッシュやレーザーの刺激で毛根が活性化してしまうからです。この硬毛化や増毛化する施術を受けた人の7~8%と言われています。
体質的なこともあるので、そのような傾向が見られたなら休止しましょう。
カウンセリングの時点で硬毛化や増毛化がおきた場合のサロン側の対処法についても確認しておくようにしましょう。
体質によって産毛がたくさん生えている人は、脱毛サロンのフラッシュ脱毛では効果が出にくい場合があります。
この場合も体質と関係するため、カウンセリングの段階で脱毛サロンのフラッシュ脱毛で効果が得られるのかどうかを確認し、無理なようなら美容クリニックのレーザー治療に切り替えるのも一つの方法です。
顔脱毛の時間や期間は長くかかるとともにその分費用もかさみます。
それはどこのサロンでも同じことです。
硬毛化や増毛化は施術を受けてみないと分からないため、事前に脱毛サロン側の規約や保証などについて確認しておくことは大切です。
また、産毛が多いタイプなら、「プロの目で見ていただいて脱毛サロンでの施術で大丈夫でしょうか」と念を押しておくことも大事です。
途中でキャンセルをすると違約金などが発生する場合もあるので、施術前に不安点や疑問点は解消しておくようにしましょう。
顔脱毛をするときの注意点
どの部位も脱毛を行うには様々な注意点がありますが、顔は目立つので特に注意点を自覚しておくことが大切です。
顔脱毛の部位はサロンによって違う!?
脱毛サロンで顔脱毛を行う場合、大事な目に影響を与えないため、顔脱毛といっても鼻の下から口周り、あごのみといった施術が多いようです。
額や眉周辺を脱毛したいなら、契約する前に確認しておくようにしましょう。顔脱毛後は日焼けにご注意!
どの部位も脱毛後は日焼けに注意する必要がありますが、手足の場合は 洋服で隠すことが可能なため何とかなるものの、顔は意識して隠さなければ紫外線を浴びてしまいます。
特に脱毛直後は産毛がないため、紫外線がダイレクトに皮膚に影響を与えてしまいます。外出の際は帽子、サングラス、マスクなどで重装備をする必要があります。
脱毛サロンによっては、術後の紫外線対策が無理な人には比較的紫外線の少ない冬に施術をすすめているようです。
営業などで外回りの仕事が避けられない場合は、なるだけ紫外線が少ない季節を選んで施術を受けましょう。
ほくろやシミ、ニキビは脱毛サロンと医療クリニックでは対応が違う
ほとんどの脱毛サロンでは、シミやほくろは火傷の原因になることもあるため、シールを貼って照射します。
クリニックでは、濃いシミでない限りそのまま照射するところが多いようです。ニキビの対応に関しては脱毛サロンでは広範囲にニキビがあると照射してもらえません。
美容クリニックは化膿していなければ照射が可能です。
ひどいニキビ体質の人はまず皮膚科で相談することをおすすめします。
顔脱毛の施術前の顔そりについて
顔脱毛の施術を受ける前日か前々日に顔そりをしておく必要があります。
カミソリで顔を剃って仮に傷をつけてしまうと、施術ができなくなってしまうので、気をつけましょう。
また、カミソリでていねいに処理しすぎても機器が反応しにくくなるので、電気シェーバーでの優しい顔そりが理想的です。
理想的なシェービングは施術の前日ですが、肌が弱い人は電気シェーバーでの顔そりでもシェービング直後に肌に赤味が出てしまうこともあるので、前々日に済ませておく方がよいでしょう。
シェービング後は化粧水や乳液、保湿クリームなどでしっかり保湿しておきましょう。
乾燥した肌に照射するとさらに肌荒れが悪化するため、保湿が不十分でカサカサの場合は、施術を断わられてしまうこともあります。
肌の水分量が多いほど、脱毛効果は高くなるので脱毛を考えた時点から毎日の保湿に気を配ることが大切です。
しかし、施術前には保湿クリームなどは拭き取っておくようにしましょう。
脱毛サロンで行うIPL脱毛とSSC脱毛の違い
IPL脱毛は、インテンス・パルス・ライトと呼ばれる光エネルギーを使用する脱毛方式で、日本で最初に導入されました。
毛の黒いメラニン色素に反応し、毛根にダメージを組織を破壊して脱毛を促します。
脱毛のフラッシュ光を強くしたのが医療レーザー脱毛と呼ばれる美容クリニックで使われている脱毛方法です。
医師が常駐しない脱毛サロンでは弱い照射がおこなわれ、美容クリニックでは強い照射がおこなわれます。
SSC脱毛は、スムース・スキン・コントロールと呼ばれる脱毛方法です。
肌に抑毛効果のあるジェルを塗り、肌に浸透させて照射することによって脱毛します。
痛みが少なく、照射する脱毛光はジェルに反応するので、肌はほとんどダメージを受けないと言われています。
VIOや顔などデリケートな部位の脱毛にも痛みが少ないので適しています。
まとめ
顔の脱毛を行うと化粧のノリが良くなり、ムダ毛を気にせずにすみますが、施術にはある程度の痛みを我慢する必要があります。
また、脱毛効果が実感できるのは、医療クリニックのレーザー脱毛では6回~8回、脱毛サロンでの光脱毛では12回~18回くらいかかります。
顔の皮膚は敏感に反応するため、顔脱毛はリスクが高いため費用も高額になります。
